[監修]
公益財団法人 日本生命済生会 日本生命病院特任副院長兼皮膚科部長 東山 眞里 先生

遺伝的な体質とストレス、感染症などの要因が複雑にかかわりあっておきると考えられています。免疫作用として外敵から体を守ってくれるはずのサイトカインという物質が過剰に働くことで、リンパ球が炎症を引き起こすさまざまな物質を生み出し、皮膚や関節で乾癬症状があらわれることがわかっています。

関節症性乾癬の原因 外的要因(感染症・飲酒・喫煙・薬剤・季節的な要因(冬季)・皮膚への刺激・精神的ストレス・生活環境など) 内的要因(肥満・糖尿病・脂質異常症・肝臓病・遺伝的要因など) 免疫の異常 皮膚症状 QOLの低下