[監修]
公益財団法人 日本生命済生会 日本生命病院特任副院長兼皮膚科部長 東山 眞里 先生

乾癬とは、慢性的に炎症が起こる皮膚の病気です。
特徴的な症状には、皮膚が炎症を起こして赤くなる紅斑、皮膚が盛り上がる浸潤、その表面が白くなる鱗屑、それがフケのように剥がれ落ちる落屑があり、関節が痛くなったり腫れたりする場合もあります。
また、爪に症状が出ることもあります。免疫が過剰に働くことが原因であるとされており、IL-23(インターロイキン-23)という物質が深く関係していると考えられています。

主な乾癬の種類

1.尋常性乾癬

尋常性とは「普通の」、「よくある」という意味で、乾癬全体の約90%を占めています。紅斑、鱗屑などが多くみられ、患者さんの約半数にかゆみがあらわれます。

乾癬イメージ

2.関節症性乾癬

皮膚症状に加え、関節の腫れ・痛みがあります。爪が変形することもあります。進行し関節が変形すると日常生活に支障があらわれるので、その前に適切な治療を受けることが重要です。

3.膿疱性乾癬

膿疱とは、膿をもった小さなブツブツがあらわれることです。全身に膿疱が発生し、急激な発熱や倦怠感を伴う場合は入院治療が必要で、国の難病対策として「指定難病」に挙げられています。

※2015年1月1日施行(2022年3月現在)

4.乾癬性紅皮症

紅斑が全身に広がって、鱗屑が多くみられます。発熱を伴うことが多く、入院治療が望ましい、重症の状態です。