[監修]
公益財団法人 日本生命済生会 日本生命病院特任副院長兼皮膚科部長 東山 眞里 先生

診断

乾癬は特徴的な症状とその分布をみることで、比較的容易に診断できます。しかし、乾癬以外の病気で疑いがある場合は、皮膚の組織を採取し(皮膚生検)、顕微鏡を使った病理診断をします。

医師との診断イメージ

QOLのアンケート

QOLに関するアンケートは、乾癬による皮膚症状が患者さんの生活にどれほどの影響を与えているかを調べるためのものです。具体的には、
●人付き合いや自由時間の過ごし方に影響がありましたか
●仕事や勉強の効率が落ちるようなことがありましたか
といった質問内容について回答してもらいます。皮膚の症状が軽度であっても、患者さんの生活へ大きな影響を与えている場合もあります。詳しくは担当医にご相談ください。

評価

皮膚症状の指標

乾癬の症状評価は、皮膚症状においては「体表に占める乾癬の面積の割合(BSA※1)」や「乾癬の面積と重症度の指数(PASI※2スコア)」で評価します。BSAでは、一般的に手のひら一面を体表面積の1%として計算する方法が行われています。つまり、体に手のひら10面分の乾癬がある場合は、BSAは10%となります。PASIスコアについては担当医が症状の程度[紅斑、肥厚、鱗屑、乾癬の範囲]を体の部位別に担当医が評価して計算します。一般にBSAは10%以上、PASIスコアは10以上が重症と考えられています。

※1: BSA (Body Surface Area)、※2: PASI (Psoriasis Area and Severity Index)

QOL(生活の質)の指標

乾癬はその症状の特性により、人間関係など精神的な 面によりQOL(生活の質)が障害されることも少なくありません。現在の状況をより正確に知るためには、QOLについても評価する必要があります。QOLの代表的な指標として「乾癬特異的QOL評価指標(PDI※3)」と「皮膚疾患関連QOL尺度(DLQI※4)」があります。

※3: PDI (Psoriasis Disability Index)、※4: DLQI (Dermatology Life Quality Index)