[監修]
東京慈恵会医科大学 皮膚科学講座主任教授 朝比奈 昭彦 先生

乾癬が起こる仕組み

乾癬は、免疫作用として外敵から体を守ってくれるはずのサイトカインという物質が過剰に働くことで起こります。サイトカインにより、リンパ球が炎症を引き起こすさまざまな物質を生み出し、皮膚や関節で乾癬症状があらわれます。

乾癬の発症

特に、IL-23というサイトカインが乾癬に深くかかわっており、中心的な役割を果たしていることが最近の研究でわかっています。

スキリージ®による治療を受けた場合

スキリージ®は、このIL-23の働きを抑えるための注射薬で、生物学的製剤と呼ばれています。もともと体内で免疫作用をつかさどる抗体の働きを利用した医薬品です。

乾癬症状の改善

IL-23の働きを抑えることで、炎症を引き起こすさまざまな物質を生み出さないようにします