[監修]
浜松医科大学 内科学第一講座教授 杉本 健 先生

スキリージ®は、医療機関で投与してもらうお薬です。
はじめの3回は点滴による導入療法、それ以降は「オートドーザー」という器具を使った皮下注射による維持療法をおこないます。
導入療法は4週間隔、維持療法は8週間隔で投与をします。なお、効果が弱くなった場合は、維持療法の16週以降に再度点滴をおこない、8週間隔でオートドーザーによる注射を継続することがあります。

スキリージ®の治療スケジュール。スキリージ®点滴静注600mg、皮下注360mgオートドーザー電子化された添付文書(電子添文)(第1版、2022年9月作成)より作図。導入療法:はじめの3回は医療機関で600mg点滴静注を4週間隔で投与。維持療法:初回投与から12週間後からは360mg皮下投与を8週間隔で行う。効果減弱時は維持療法の投与16週以降に1200mg点滴静注単回投与を行う
承認された効能又は効果、用法及び用量(国内)
  • 【スキリージ®点滴静注600mg】
    中等症から重症の活動期クローン病の寛解導入療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)
    通常、成人にはリサンキズマブ(遺伝子組換え)として、600mgを4週間隔で3回(初回、4週、8週)点滴静注する。なお、リサンキズマブ(遺伝子組換え)の皮下投与用製剤による維持療法開始16週以降に効果が減弱した場合、1200mgを単回点滴静注することができる。
  • 【スキリージ®皮下注360mgオートドーザー】
    中等症から重症の活動期クローン病の維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)
    リサンキズマブ(遺伝子組換え)の点滴静注製剤による導入療法終了4週後から、通常、成人にはリサンキズマブ(遺伝子組換え)として360mgを8週間隔で皮下投与する。
7. 用法及び用量に関連する注意(抜粋)
【スキリージ®皮下注360mgオートドーザー】
7.1 リサンキズマブ(遺伝子組換え)の点滴静注製剤による導入療法にて効果不十分な患者では、本剤の皮下投与開始後、3回目の投与までに治療反応がない場合、投与を継続しても効果が得られない可能性があることから、本剤の投与継続の必要性を検討すること。