スキリージ®は、免疫機能の一部を弱める作用があるため、ウイルスや細菌などによる感染症が起こりやすくなる可能性があります。治療中は以下のことに注意してください。
- [監修]
- 社会福祉法人聖母会聖母病院皮膚科部長 小林 里実 先生
注射した当日について
- 注射した部位をこすったり、揉んだり、刺激しないよう注意しましょう。
- お風呂に入ることは可能ですが、注射した部位をゴシゴシ洗わないようにしましょう。
日常生活では感染症対策をしましょう
日頃から、せっけんで手を洗い、うがいをする習慣をつけましょう。

予防接種について
インフルエンザワクチンや新型コロナワクチンの接種については、医師に相談しましょう。BCG、はしか、風疹、水ぼうそう、おたふくかぜなどの生ワクチンによる予防接種を受ける際はスキリージ®を中断する必要があります。そのほかの予防接種についても、医師に相談しましょう。

ほかの病気について
- ご家族や周りで結核にかかった方がいる場合は、医師にお伝えください。
- ほかの医療機関を受診する場合や、薬局などでほかのお薬を購入する場合は、必ず医師や薬剤師にスキリージ®を使用していることをお伝えください。
妊娠や授乳について
- 妊娠中または妊娠の可能性がある方は医師にお伝えください。
- 妊娠や授乳を希望される方は、医師に相談しましょう。